航空会社では顧客囲い込みのために、よく利用する人に上級会員というステータスを与えて、顧客にとってメリットのあるさまざまなサービスを提供しています。
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これまでの関連記事で、上級会員のサービスやJALステータスの仕組み、JAL上級会員をずっと続けていく方法がわかってきたと思います。
今回は、JAL上級会員のスタートであるJMBサファイアを効率的にゲットする秘訣について解説していきます。
この記事の目次
JMBサファイア獲得の秘訣は3つ
JMBサファイアの獲得条件
どちらかの条件を1月~12月の1年間でクリアすることで獲得できます。
- 50,000FOP(うち25,000FOPはJALグループ便)
- 搭乗50回(うち25回はJALグループ便) かつ15,000FOP
闇雲に飛行機に乗っても、おカネと時間を浪費してしまいます。FOPでクリアしていくのか、それとも搭乗回数でクリアしていくのか、まずは方針を決めることが重要なポイントになります。
JMBサファイア獲得の3つの秘訣
【秘訣1】『距離』でFOPをかせぐ
【秘訣2】『搭乗クラス』でFOPをかせぐ
【秘訣3】『搭乗回数』で目指す
【秘訣1】『距離』でFOPをかせぐ
これはFOPを飛んだ『距離』でかせぐ方法です。
FOPは『フライトマイル』をもとに、この式で計算されます。
・フライトマイル
区間マイル(飛行距離)と、利用する搭乗クラスや運賃カテゴリーでのマイル積算率により算出されます。
・FOP換算率
国内線 | 2倍 |
日本発着のアジア線・オセアニア線・ウラジオストク線 | 1.5倍 |
上記以外の国際線 | 1倍 |
・搭乗ボーナスFOP
JALグループ便に搭乗の際、利用する運賃種別に応じて加算されるFOPです。
つまりFOPは、飛行距離が長いほどたくさんもらえるようになっています。そして、1回の飛行距離が長くなれば、その分、搭乗回数をより抑えたステータス獲得が実現できます。
日本発着のアジア線、オセアニア線、ウラジオストク線、これ以外の国際線は、国内線の換算率よりも下がりますが、国内線に比べ飛行距離が長くなるため、1往復でのFOPはたくさんかせげます。
搭乗回数を減らしたい人には、日本発着のアジア線、オセアニア線、ウラジオストク線がオススメです。
これに対して国内線の換算率は高いですが、飛行距離には限界があり、ある程度の搭乗回数も必要になります。
短時間フライトがいい人には、搭乗回数は多少増えますが、手軽な国内線がオススメです。
具体的な例を見てみましょう。
JMBサファイアになるための50,000FOPをかせぐ搭乗回数
東京-石垣
先得:運賃3(75%) 1,836FOP ⇒ 搭乗28回(14往復)
特便:運賃4(75%) 2,236FOP ⇒ 搭乗23回(12往復)
東京-シンガポール
エコ:運賃3(50%) 2,884FOP ⇒ 搭乗18回(9往復)
東京-メルボルン
エコ:運賃3(50%) 4,218FOP ⇒ 搭乗12回(6往復)
このように飛行距離が長くなると、1回のフライトでもらえるFOPも多くなるため、JMBサファイア到達までの搭乗回数は少なくて済むのです。
【秘訣2】『搭乗クラス』でFOPをかせぐ
続いて、FOPを『搭乗クラス』でかせぐ方法です。
FOP算出のもとになるフライトマイルは、区間マイル(飛行距離)に、利用する搭乗クラスや運賃カテゴリーのマイル積算率をかけて、算出されます。
国際線でのマイル積算率
ファースト | 150% |
ビジネス | 125%(運賃1), 70%(運賃2) |
プレエコ | 100%(運賃1), 70%(運賃2) |
エコノミー | 100%(運賃1), 70%(運賃2), 50%(運賃3,4), 30%(運賃5) |
このように、搭乗クラスや運賃カテゴリーが上がるほどマイル積算率が高くなり、フライトマイルは多くなります。つまりFOPもたくさんもらえることになります。
具体的な例を見てみましょう。
JMBサファイアになるための50,000FOPをかせぐ搭乗回数
東京-シンガポール
エコ :運賃3( 50%) 2,884FOP ⇒ 搭乗18回(9往復)
プレエコ:運賃1(100%) 5,368FOP ⇒ 搭乗10回(5往復)
ビジネス:運賃1(125%) 6,610FOP ⇒ 搭乗 8回(4往復)
東京-メルボルン
エコ :運賃3( 50%) 4,218FOP ⇒ 搭乗12回(6往復)
プレエコ:運賃1(100%) 8,037FOP ⇒ 搭乗 7回(4往復)
ビジネス:運賃1(125%) 9,946FOP ⇒ 搭乗 6回(3往復)
搭乗クラスや運賃カテゴリーが上がれば費用も高くなりますが、その分、もらえるFOPも2倍以上の差があり、搭乗回数は少なくて済みます。
このように、搭乗クラスを上げてFOPをかせぐ方法は、多少おカネがかかっても、よりフライトを楽しみたい人、あまり時間が取れない人などにオススメです。
いずれにしても、費用対効果がわかりやすい『FOP単価』を意識して、フライト計画を練るとよいです。
『FOP単価』を意識したフライト計画を立てよう !!
【秘訣3】『搭乗回数』で目指す
『搭乗回数』をかせぐために、ひたすら飛行機に乗りまくることでJMBサファイアを目指す方法です。
この搭乗回数でJMBサファイアを目指す方法は、国内の旅行や出張などが多い人、短時間のフライトがいい人などにオススメです。
またこの方法では、搭乗50回を目指してひたすら回数を積み上げるため、なるべく安いチケットで予約することになると思いますが… 注意も必要です。
具体的な例を見てみましょう。
JMBサファイアになるための搭乗回数とFOP
東京-名古屋 搭乗50回(往復25回)
先得:運賃3(75%) 290FOP x 50回 =14,500FOP NG
特便:運賃4(75%) 690FOP x 50回 =34,500FOP OK
この例では、特便はクリアできましたが、先得はクリアできていません。
このFOPの違いは、搭乗ボーナスFOPの400ポイントが加算されたかどうかです。先得は加算ゼロですが、特便は400ポイント加算されます。
JAL公式サイトもチェックしてみてください。
このように先得か特便かなどの運賃カテゴリーの違いによって、たまるFOPも違ってきます。
搭乗回数をクリアしても、最低FOPも同時に満たさないとステータスは獲得できないので、飛行距離が短いフライトでは、予約のときに運賃カテゴリーを気にする必要もあります。
このようなフライトでは、なるべく安い先得をベースにしながら、何回かは特便に乗る、もしくは、何回かは少し距離のある区間を飛ぶ、などの工夫が必要です。
75日前~28日前までの割引運賃で、予約期限による種類があります。
ウルトラ先得 (75日前まで)
スーパー先得 (55日前まで)
先得割引タイプB (45日前まで)
先得割引タイプA (28日前まで)
21日前~前日までの割引運賃で、予約期限による種類があります。
特便割引21 (21日前まで)
特便割引 7 ( 7日前まで)
特便割引 3 ( 3日前まで)
特便割引 1 (前日まで)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、JAL上級会員のはじまりであるJMBサファイア獲得の秘訣について解説しました。
【秘訣1】『距離』でFOPをかせぐ
【秘訣2】『搭乗クラス』でFOPをかせぐ
【秘訣3】『搭乗回数』で目指す
ひたすら飛行機に乗っても、おカネと時間の浪費になってしまいます。どの路線、どのクラスに乗ることでより効率的なステータス獲得に繋がるのか…、戦略を練る重要性が理解できたと思います。
あなたも是非ステータスの世界を味わってみませんか…
では、また~