飛行機の世界には、JALやANAなどの航空会社における上級会員なるものがあります。これは『ステータス』ともいわれています。テレビ番組『沸騰ワード10』で、2018年には風間俊介さんが、2019年にはサバンナ高橋茂雄さんと福地桃子さんが、この『ステータス』をゲットするための『ステータス修行』を行っていました。
この記事では、芸能人である彼らが修行までする上級会員とは何なのか?について、ざっくりと解説していきますので、まずは概要を把握してください。より詳しく知りたい人は、関連記事も参考にしてください。
- JGCダイヤモンド (JAL)
- ゴールドメダリオン (DELTA)
ぷてらのは 2つのステータスを持っています
この記事の目次
上級会員とは?
上級会員とは、JALやANA、DELTAといった航空会社が提供しているサービスの1つです。航空会社の上級会員になることで、空港での待ち時間や飛行機の搭乗、到着空港での荷物のピックアップにいたるまで快適に過ごすことができます。上級会員は、JALでは『サービスステイタス』、ANAでは『プレミアムメンバー』、DELTAでは『メダリオン』と呼ばれています。
つまり航空会社は、よく利用する人に上級会員というステータスを与えて、さまざまなサービスや特典を提供することで、顧客の囲い込みをしてるってことです。。。
でも顧客にとってメリットのあるサービスや特典なら、囲い込みされてもいいですよね。
ステータスにはランクがある
航空会社ではそれぞれ、下記のようにステータスにランクをつけており、赤が上級会員ですが、上位ランクであるほどより良いサービスが受けられます。
上級会員のメリット
航空会社により若干違いはあるものの、上級会員には、世界が違うとも思えるほどの感動のサービスが待っています。
空港での優待
ステータスのランクに応じて、優先チェックインカウンターがあり、搭乗手続きや手荷物預けを優先して行えます。また、専用の保安検査場も利用できてスムーズに手荷物検査ができます。このほか空港駐車場の優先予約などもできます。
ラウンジの利用
ラウンジとは、飛行機の出発を待つ人が快適に過ごせる待合室です。ステータスのランクに応じて、航空会社が運営するラウンジを利用できます。食事やドリンクも無料で提供されます。
日本ではJALのサクララウンジが有名ですね。でも、より上位のステータスになると、憧れのサクララウンジよりも上質なラウンジで、目の前で握ってもらうお寿司を食べたり、1杯2千円ものシャンパンを飲んだり、靴磨きのサービスもあったりと、より贅沢な時間を過ごしながらフライトを待つことができます。もちろん、これらはすべて無料です。
優先搭乗
予約した座席のクラスに関わらず、ステータスのランクに応じた優先順位で飛行機に搭乗できます。
このメリットはなんといっても、いち早く搭乗することで、頭上の機内持ち込み手荷物を入れる棚をゲットできることです。遅い搭乗だと、頭上の棚が埋まって、遠くの棚を使うハメになることも結構あります。
ボーナスマイルの加算
ステータスのランクに応じた換算率で、追加のボーナスマイルが加算され、どんどんマイルがたまります。
上級会員の候補となる航空会社は?
基本的には、自分がよく利用する航空会社を選ぶのがよいと思いますが、あとで説明するアライアンスも意識して選ぶとよいです。
- 日本航空 (JAL)
- 全日空 (ANA)
- デルタ航空(DELTA)
アライアンス
アライアンスとは
複数の航空会社が集まった連合です。
航空会社は、日本含めいろいろな国にありますが、地域性などによる得意な路線、不得意な路線があります。複数の航空会社がチームを組むことでお互いの不得意な部分を補い、サービスやマイルを共有することで、効率よく顧客の囲い込みを行っています。
- ワンワールド
- スターアライアンス
- スカイチーム
上級会員になると、別の航空会社を利用するときもその航空会社が同じアライアンスであれば、ほぼ同等の上級会員のサービスが受けられます。
各アライアンスの航空会社
各アライアンス加盟している航空会社をまとめました。
上級会員になるには
JAL
毎年1月~12月の12ヶ月間(暦年)を通して、規定の『FLY ONポイント(FOP)』を貯める、もしくは、規定の『搭乗回数』でサービスステイタスになります。FLY ONポイント(FOP)とは、搭乗する度に貯まるポイントです。
ANA
毎年1月~12月の12ヶ月間(暦年)を通して、規定の『プレミアムポイント(PP)』を貯めることでプレミアムメンバーになります。ANAの場合は『搭乗回数』ではプレミアムメンバーにはなれません。
DELTA
毎年1月~12月の12ヶ月間(暦年)を通して、規定の『メダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)』を貯める、もしくは、規定の『搭乗回数』でメダリオンメンバーになります。
このほか、クレジットカードのデルタスカイマイルAMEXゴールドカードで年間150万円を決済することでゴールドメダリオンになることができます。これは日常生活でカード決済をするだけですので、非常に簡単に上級会員になれる方法です。
ステータス持ってて良かった… の瞬間
JAL編
ホリチと沖縄旅行を予定していた2019年のある日、台風で前日の便から次々と欠航になり、ついには、ぷてらのが予約していた朝便も欠航になってしまいました。
台風なので仕方ないのですが、肩を落としながらJALに便の変更連絡をしました。そして、その時点ですでに、クラスJで15人、エコノミーで80人超のキャンセル待ちとのことで、ガックリしながら折り返しの連絡を待ちました。すると、たった10分程度でクラスJ、エコノミーとも予約が取れる旨の連絡がありました。
そうです。ぷてらのは、JALステータス最上位のJGCダイヤモンドだったのです。JALのキャンセル待ちでは、優先種別がS,A,Bの3区分ありますが、JGCダイヤモンドは最優先の種別Sとなるのです。
つまり、連絡した時点でキャンセル待ちが何人いようとそれは問題ではなく、自分より上位、自分と同じ優先種別が何人いるのか…がポイントなのです。
たとえば、種別Aの人がキャンセル待ち1番目で並んでいても、そのあとに種別Sの人が4人来ると、その種別Aの人は5番目になってしまう…という恐ろしいサービスです。
でもこのサービスのおかげで、最優先の種別Sであるぷてらのは、なんと数時間遅れの午後便でフライトできました。ステータス持ってて良かった、と感じた瞬間です。
このほか、繁忙期のチェックインカウンターや保安検査場もそうですが、何時間待つの?ってくらいの列を横目に、待ち時間ゼロの専用レーンでササッと手続きが完了し、あとはファーストクラスラウンジやダイヤモンド・プレミアラウンジで、出発までゆっくりまったりと過ごしています。
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DELTA編
アメリカ国内線でロサンゼルス⇒サンフランシスコまで行ったとき、エコノミーからファーストクラスへのアップグレードがあり、快適な時間を過ごせました。
サンフランシスコ空港では、セキュリティエリア内でのターミナル移動のシャトルバスを待っていたとき、バス何台待つの?フライト間に合う?ってくらい、えらい長蛇の列で…、そのときデルタの職員がステータス持っている人を確認し始めました。
そうです。ぷてらのは、デルタ航空のゴールドメダリオンでもあったのです。なので『おっ優先的にシャトルバスに乗れるぞ』と思ったのですが、実は違いました。
シャトルバスへの優先搭乗どころか、なんとBMWで個別に目的のターミナルへ送ってくれたのです。
これもステータス様様な瞬間です。
まとめ
いつも思いますが、ステータスがものをいう飛行機の世界ってホントにエグイ世界です。
でも、こんなエグイ世界だからこそ、ぷてらのは、もうステータスを手放すことはできそうにありません。それくらい快適すぎるサービスやら特典やらが待っているのです。
あなたも是非ステータスの世界を見てみませんか…
では、また~